表示と視覚
見やすさを追求した開発
目の不自由な方やロービジョンの方が Chromebook を十分に活用していただけるように、以下のような機能をご用意しています。
Chromebook には、インクルーシブ デザインの原則とユーザー フィードバックに基づいて作成された便利なユーザー補助機能が搭載されており、障がいを持つ人々が学び、遊び、つながることをサポートします。
表示と視覚
目の不自由な方やロービジョンの方が Chromebook を十分に活用していただけるように、以下のような機能をご用意しています。
ブラウザのズーム機能では、視覚障がいをお持ちの方向けに、ブラウザ ウィンドウだけを拡大し、タブやアイコンなど他のものはすべて同じサイズのままにすることができます。
画面上のテキストや画像はすべて必要に応じて拡大することができ、元に戻すのも簡単です。
Chromebook では、テキストや画像を拡大して見やすく表示できます。Chromebook の全画面拡大鏡は、画面全体を最大 20 倍まで拡大表示できるので、画面上のコンテンツが見やすくなります。
視聴環境全体を変えたくない方もいるでしょう。ドッキング拡大鏡は、視覚障がいをお持ちの方向けに、画面の上部 3 分の 1 だけを拡大し、残りの部分は画面の下部に合うようにサイズ変更します。
Chromebook では、フォントサイズだけを調整し、ディスプレイの他の部分はデフォルト サイズのままにできるため、視覚障がいをお持ちの方も簡単に文字を読むことができます。
カーソルを大きくすると、見やすさが大きく変わります。Chromebook ではマウスカーソルだけを拡大できるため、見やすくなります。
ハイ コントラスト モードを使うと、色が反転するため、ロービジョンの方や明るい環境で作業する方も画面上のコンテンツが読みやすくなります。また、画面の反射が抑えられるので、どのような環境でも快適に作業できます。このモードを有効にするには、Ctrl + 検索()+ H ショートカット キーを押します。
音声、字幕
Chromebook には、聴覚障がいをお持ちの方がテクノロジーを利用しやすくなる機能が搭載されています。
音声フィードバック
特にロービジョンの方や失読症の方がテクノロジーを最大限ご活用いただけるよう、Chromebook の音声フィードバック ツールをご用意しています。
Chromebook に内蔵されているスクリーン リーダー「ChromeVox」は、マウスやキーボードを使ってフォーカスを移動するたびに内容を音声で知らせてくれる、目の不自由な方やロービジョンの方向けの支援機能です。Chromebook は、点字ディスプレイでも使用できます。
「選択して読み上げ」機能が有効になっている場合、行またはセクションを選択すると、その内容が読み上げられます。ChromeOS により選択した単語が読み上げられ、それぞれの単語が強調表示されるため、特に失読症の方や新しく言語を学習する方などにお役立ていただけます。
テキスト読み上げの設定により、音声、音声速度、ピッチ、音量などをカスタマイズして最適なユーザー補助機能を実現できます。
運動障がい
Chromebook では、運動障がいや運動機能障がいがある人々を念頭に置いて機能が設計されています。そうした障がいをお持ちの方でも Chromebook をご活用いただけます。
Chromebook では、従来のキーボード以外にも、画面キーボード、マウス、接続したジョイスティック、タッチスクリーン、手書き入力など、さまざまな方法で情報を入力できます。
運動機能障がいがある方が簡単にクリック操作できるように、タッチパッドの設定をカスタマイズできます。自動クリック、タップによるドラッグ、タップによるクリックの各機能を有効にできます。
Chromebook の物理キーボードのタッチに対する反応をカスタマイズできます。
固定キーにより、運動機能障がいのある方もキーボード ショートカットを利用しやすくなります。固定キーを使用することで、一度に複数のキーを押し続けるのではなく、一度に 1 つのキーだけを順番に押してキーボード ショートカットを起動できるようになります。
Chromebook の音声入力機能を使用すれば、どのフィールドにも音声でテキストを入力できます。音声入力機能は、特に運動障がいのある方、運動機能障がいのある方、タイピングなしで入力したい方にお役立ていただけます。Chromebook のユーザー補助設定の [キーボードとテキスト入力] で、[音声入力を有効にする] を選択します。
ステップ 1
ステップ 2
ステップ 3
同じ教室に集まる生徒でも、各々の学習方法は異なります。Chromebook や Google Workspace for Education などの Google for Education サービスは、すべての生徒が最大限の可能性を発揮できるように、ユーザー補助を考慮して開発されています。
ChromeOS アクセシビリティ サービス担当テクニカル リード David Tseng は、テクノロジーを活用して障がいを持つ人々の障壁を取り除くことにキャリアを捧げてきたと語ります。